今回、【雨漏り】のご相談で伺ったのは
築約40年の無落雪屋根のお住まいです。
現場を確認すると…
谷の中を詳しく確認したところ、
本来あるはずの**トタン板(鋼板)**が
ほとんど無くなっていました。

しかし、
表面だけを見ると
黒っぽいシートのようなものが残っており、
一見すると問題がないように見えます。
実はこれ、
鋼板を守るための「樹脂の膜」だけが残っている状態でした。
樹脂の膜だけでは、雨は防げません☔
この樹脂の膜は、
中の鋼板を保護するためのものです。
無落雪屋根は、
水が谷に溜まりやすい構造のため、
本来は守られているはずの
中の鋼板が何らかの原因で雨や雪解け水に触れてしまうことがあります。
その状態が長く続くと、
鋼板は少しずつサビて腐食していき、
見えないところで劣化が進んでしまいます。
そしてこちらのお住まいでは、
最終的に樹脂の膜だけで雨水を受け止めている状態になっていました。

今回、その樹脂の膜が破れてしまい、
一気に雨水が入り込み、
👉 二階から一階までの大量の雨漏りにつながっていました。
なぜ気づきにくいのか?
✔ 屋根の上で普段見えない
✔ 表面は黒く、問題なさそうに見える
このため、
専門業者でないと劣化に気づきにくい場所です。
「雨漏りして初めて分かった」
というケースがとても多くあります。
無落雪屋根こそ、谷の点検が重要です
無落雪屋根は、構造上どうしても
✔ 谷に負担がかかりやすい
という特徴があります。

特に、築30年以上の無落雪屋根では、
見た目に問題がなくても
内部が腐食していることがあります。
まとめ
✔ 無落雪屋根は谷に水が集中する
✔ 谷の劣化は外から分かりにくい
✔ 小さな劣化が、大きな雨漏りにつながることがある
屋根や雨漏りは、
気づいた時が点検のタイミングです🔎
無落雪屋根や谷のことで
気になることがあれば、
お気軽にお問い合わせください。



